Alv hagen -妖精の舞う園-

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一人の外交官がいた時代

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最近こそ、ほとんどないのですが・・・学生時代や、就職活動の面接時などをしていた時期には「尊敬する人物はいますか?」と聞かれることがよくありました。
そういうときに私が答えていたのが、この本で扱われている「幣原喜重郎(しではら・きじゅうろう)」という人物です。

幣原は、大正デモクラシーの時代に外交官・外務大臣として活躍し、軍部が政治の実権を握ったことで失脚を余儀なくされますが…第二次世界大戦終結後最初に組閣された東久邇(ひがしくに)内閣がわずか2ヶ月で総辞職した後を受けて、実質的に戦後初の本格的な内閣として総理大臣の指名を受けた人物です。
連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)が日本の占領統治を行う下で実行された、戦後改革も幣原内閣によって行われたものです。

アメリカ的民主主義という「自分にとっての」正義を押し広めるためには、内政干渉とも言える武力による先制攻撃さえ容認されるというブッシュドクトリンが、タリバーン政権やサダム・フセイン政権崩壊後のアフガニスタン・イラクの現状を照らし合わせて考えたとき…どれほどの正当性をもって語れるかはもう論を待たないと思います。
イラクでは、独裁的に政権を握っていたバース党は少数派であるイスラム教のスンニ派を支持の中核とした政党であり、強権的支配によって初めて政権基盤の安定を図れるという現在の中国共産党や朝鮮労働党(北朝鮮)にも通じるものがあります。
国民が様々な権利や自由の保障の下に、国家の統治主権者であるという民主主義の理念を実現するのは『その国の国民による主体的な国内改革』の結果であり、外部からの圧力というのは本来きっかけや補助的要因の一つに過ぎないはずです(日本の明治維新とか東ヨーロッパの民主化による東西冷戦の終結とか…例はいくらでもあります)。
アフガニスタンの場合は、本来自国民による民主化活動がイラク以上に顕著で、タリバーンに対抗するためにマスード将軍のカリスマ的な指導力でラバニ大統領派やザヒル・シャー王権派が集まって結成された北部同盟は「アフガニスタンの自国民による民主化」の可能性を一番表していたと思います(余談ですが…私の尊敬する人物は、日本人に限定すれば考えるまでもなく幣原喜重郎なのですが、条件をつけずに考えるなら…『アフガニスタン救国の英雄』とも言えるこの北部同盟のマスード将軍を最も敬愛しています)。

・・・前置きが長くなってしまいましたが><
フセイン政権崩壊後のイラクの暫定統治が始まったとき、アメリカは第二次世界大戦に敗れた日本の占領統治を参考にしたという話をテレビでよく見ました。
日本が戦後、未曾有の高度経済成長を遂げて20世紀後半の世界にその影響力を及ぼすに至った理由は数多くあると思いますが…その中でも、幣原喜重郎の存在をなくしてはあり得なかったのではないでしょうか?
戦前、外交官として、そして外務大臣として世界中の国々の立場関係を熟知していた幣原は、主権国家同士が互いに協調し合うことによって世界の平和と安定が実現でき、そのことが結果として国民一人一人が生活する上での幸福につながると考えてたことにより、後に「幣原外交」と呼ばれる外交政策をとりました。

個人的に、空疎な精神論ばかりを振りかざしてその外交姿勢を軟弱と断じる軍部に屈することなく、世界レベルの平和と一個人の生活レベルの幸福を、大胆とも繊細とも言える思考で実現させることに情熱的だった幣原の強固な信念に現代の社会が失ったものを感じたのでした。
今、この国では(この国に限らないかな汗)見えない空気に圧迫される閉塞感や息苦しさが充満して、弱きを挫き強きを強くする考えが平気で横行しています。
人殺しと、牛や豚の屠殺の区別がつかない人。
自分の地位や既得権益を守るためなら、国民が何百万人死のうが意に介さない指導者や重すぎる負担にあえぐ庶民の声を一方的に遮断する政治家。

考えれば考えるほど思い浮かぶ人々は多くいますが…今本当に求められているのはこの幣原喜重郎のような、『あらゆる人の幸福のために方法を考え、それを実現するために情熱を燃やし続ける』人物なのではないか、と思えてなりません、、、
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