Alv hagen -妖精の舞う園-

MMO-RPG「エミル・クロニクル・オンライン」関連を中心としたブログです。どなたでもコメント大歓迎ですよ♪

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

閉じた国の得るもの

現在、テレビではTPP(環太平洋連携協定)に日本が参加するかどうかの是非について、政治家や専門家から激しい議論が交わされています。
この協定に慎重な主張をする鹿野農林水産大臣や松下経済産業大臣らは「農畜産物や工業製品の関税が撤廃されれば、それらが圧倒的に安値で入ってくることになり国内産業が壊滅的な打撃を受ける」と主張しています。

テレビや新聞などの論調を見ていて、どうしても理解できないのは「国内生産の農畜産物は国内で消費する」というような前提が、いつの間にか出来ているようにしか思えないことです。
鮮度を維持する保存手段も大量輸送も不十分だった時代ならともかく、生産地から低温保存しながら航空機で1万km以上先の食卓まで2~3日もあれば届けることも可能な時代に、地理的な障壁があるとも思えません。
1988年にアメリカとの間で牛肉・オレンジ輸入自由化が取り決められたときも、(当時の私は小学生だったので…農家の人たちのデモくらいしか記憶に残っていませんが)強硬に反対運動が起こりました。
しかしながら、アメリカ産牛肉でBSE発生が確認されて輸入が完全停止した際に、牛丼チェーン最大手の吉野家が「吉野家の牛丼はアメリカ産牛肉のショートプレートという部位でしか決して作れない」と輸入停止に反対するほど輸入牛肉が人々の生活の中に根付いているこの国で、肉用牛を飼育する畜産農家はゼロになったでしょうか?
むしろ日本国内でもBSEが確認された際に農林水産省と自治体が中心になった全頭検査政策により、消費者心理として「(売られている肉に関しては)安全保障」のような気持ちで国産和牛を買うことにこだわった消費者も多かったのではないでしょうか?

オレンジに関しても、みかんを除外した国内産オレンジというのはあまり馴染みがないような気もしますが、静岡で生産されている白柳ネーブル・森田ネーブルや日本独自の品種「福原オレンジ」など、メロンのような贈答品向け高級品として取引されています。

このことからも分かるように、農畜産物の輸出入自由化=国内産業の壊滅というのはあまりにも乱暴な言説だと私は思うのです。
確かに現在の生産から小売、消費までのシステムのままで直接外国産農産物の輸入を自由に出来るようにしてしまったら、国内農家の人たちの損害は多大なものがあると思います。
そこで思うのですが…テレビも新聞も週刊誌からも、政治家も経済評論家もアナウンサーも新聞雑誌の記者からも、誰一人としてその口から見聞きしたことがいまだないことがあります。


それは、貿易の自由化とはある国の輸入貿易に関する関税撤廃のみを意味するものではない、ということです。
別の言い方をすれば、輸入とは逆に輸出も原則自由化される、という意味でもあるのです。
農産物で考えるなら、青森産りんごや鳥取産のスイカや梨が典型的な例ではないでしょうか?
これらの果物は、国内消費ばかりを前提に生産しているのでは超長期化する国内消費需要の低迷や、少子化=将来的な人口減などで衰退の道を歩むと危惧した県や生産農家が、海外の外国人消費者を狙って輸出政策をとったことで大きな成果を挙げました。
中国の北京や上海の富豪と言えるような高所得者の間では「青森産りんご」を好きなだけ食べることは一種のステータスシンボルになっていますし、雨が極端に少なく水分補給が命綱とも言える中東では鳥取産のスイカや梨が豊富な水分の上に甘味や適度な歯ごたえもあって、アラブ首長国連邦・ドバイでスイカ1個を3万円で売られているほどでもあります。
神戸牛や米沢牛など、日本で生産された牛肉もアメリカなどで強固な固定客を持つブランドがあります。

このように、国内に閉じこもらず世界へ打って出たことにより成功を収めた例は既にいくつもあるのが現状であるにもかかわらず、国内で生産された農畜産物は国内で消費されるもの、という先入観で輸出入の自由化=産業の壊滅というのは暴論だという思いが私にはあります。
もし、戦後直後から発展を遂げてきた家電製品や自動車などの工業製品が国内需要だけを前提に生産され、産業保護の名目で外国産製品の輸入はもとより輸出もほとんど行われなかったとしたら、『TOYOTA(トヨタ)』とか『SONY(ソニー)』の名が現在でもこれだけ世界に知れ渡ることがあったでしょうか?

今、日本政府に求められていることは、貿易の自由化に反対して江戸時代さながらの鎖国によって日本列島に引きこもることではありません。
そうではなく、日本の農畜産物を世界に売り出し、世界のいたるところで日本の農畜産物ファンが生まれるような、
「品質や安全性などについての、海外の人々が求める具体的な内容を生産者に伝えること」
「逆に、(特に商社などと連携して)日本の農畜産業や農家を世界に向けて発信し、『科学や技術ばかりではない日本』を伝えること」

・・・といった『国際競争力の育成・支援』こそ必要なのではないでしょうか?

国際政治がらみで、もう一つ思うことがあります。
それは、「日本と中国の関係」のことです。

個人的に、卒論(のようなもの)が『ソビエト・中国の共産主義の政策論と崩壊過程の研究』だったりもして、私自身の政治的信条は右とも左とも言えない「ヨーロッパ(特に北欧型)社民主義」なので、基本的には自民党政権の頃からずっと民主党を支持しているのですが…
尖閣諸島近海で発生した中国漁船による海上保安庁巡視船への衝突事件と、その後の政府の対応には強い失望と憤りを感じました。


第一、中国に限らず恫喝と脅迫は共産主義独裁政府の常套手段すぎるというのは、少しでも共産党独裁国家の政治をかじった人間なら常識中の常識だと思ったのですが…菅政権の要職や、外務省の中国担当者が知らなかったとはどうしても思えないし、中国漁船の船長解放は本当に菅首相の独断専行だったのでしょうか…?
日本のテレビでも目にする機会の多くなった北朝鮮のテレビ・朝鮮中央放送での日本や政府、主要政治家に対するものの言い方や、かつては旧東ドイツが西側へ脱出しようとするベルリン市民に対して、テレビメディアで西ドイツがどれだけ魑魅魍魎の跋扈する悪魔の国であるかを強調し、恍惚とした表情で意味不明に踊り狂っているアメリカ人?と思われる人物の映像を映し、最後に銃で撃たれて死ぬ一歩手前で痙攣しているところを大勢の「善良な東ドイツ国民」に袋叩きにされるという宣伝放送までしていた歴史を考えれば、普通に日本国内のテレビや新聞を見ているだけで十分に分かりそうなものだと思うのですが・・・


まだ船長が拘束されていた頃から、もし中国政府の恫喝と脅迫に折れて解放することがあるようなことがあったら、日本は完全にナメられた上に中国政府は味をしめ(特に菅政権は)絶好のカモと印象を与えることに他ならないと思っていました。
そのことが、直後の(意趣返しというよりもこじつけのような)日本のゼネコン社員の拘束や日中首脳会談のドタキャン騒動、そしてそのことを批判した(問題発言があったのは確かだと思いますが)枝野幹事長代理に対してなじるような批判をしたりといったことに関わっているような気がしてなりません(もちろん、そのことが主因になることは決してないですし、あくまで外交政策上の心理的背景という意味ですが)。
中国政府は、民主化運動指導者に今年のノーベル平和賞を贈るのではないかと話題になったときに(ノーベル平和賞を選定する)ノルウェーに対しても同じように恫喝と脅迫を行いましたが、この時のノルウェー国会の対応は日本政府とはあまりにも対照的で、比較されることとなった日本政府は大きな恥をかいた自覚はあるのでしょうか?

日本にもアメリカにも、靖国神社参拝を強行したり戦前の朝鮮半島・中国大陸侵攻を公然と肯定や美化する勢力、成果の思わしくないオバマ政権に対する批判を強めてブッシュジュニア政権の愚劣な政策に対する反省もなく再来を目指すティーパーティと呼ばれる保守強硬派など、穏健派と強硬派の内部対立というのはどこの国の政治でもあることです。
あくまでも個人的な憶測に過ぎないので・・・大した意味のある考えではないと思いますが、先日から中国の内陸部で頻発している反日デモには、中国政府内部(特に軍部=人民解放軍)の対日強硬派が背後にいるように思えてなりません。
これが、あくまでも権力闘争の一環なのか、超反日色の強かった江沢民に代わって国家主席になった胡錦濤や温家宝首相など国際協調派が文民政治部門の多数を占めていることに危機感を強めた結果なのか、あるいは逆に対日強硬派が勢力を増して対内・対外両面に発言力を得てきている結果なのか、さすがに中国共産党内部の最新の権力構造までは分かりませんが…
中国に生まれた朝鮮人で日本に生涯永住を決めているという金文学氏が言っているように、大陸・半島・独立島というそれぞれ異なる自然環境にある三つの地域は、いわば現代の三国志であって最後には儒教にもあるように互いが互いを尊敬し合い、言葉は違っても漢字で筆談できたような一つの文化共同体になっていくことを望むという言葉に惹かれるものを感じています。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

トラックバック

トラックバックURL
http://alvhagen.blog98.fc2.com/tb.php/151-ee68efdf

左サイドメニュー

プロフィール

サクラミカナタ

Author:サクラミカナタ
精霊や魔術理論、世界各地の神話伝説をこよなく愛する物好きプレーヤー。

■エミル・クロニクル・オンライン
主にルピナスサーバーで活動しています。

アヤナ・ラディス(アストラリスト)
LV67/34


霧羽・ライザーグ(ドルイド)
LV102/50/50

メインは上記の二人ですが、時々以下で活動していることもあります。
ユウラ・アスハラ(マリオネスト)
LV102/50/50

スフィーア・ラグドファイス(カバリスト)
LV98/45/44

アルザラッド・リヴェイラス(エクスプローラー)
LV94/45/30

紫織・ヴァルサード(セージ)
LV92/32/43

香嶋春華(トレーダー)
LV101/46/50

静稀・レイフィス(ナイト)
LV56/25/1

最近の記事

最近のトラックバック

ブロとも申請フォーム

右サイドメニュー

カレンダー

10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

メールアドレス

ご連絡・お問い合わせは以下のアドレスまでお願い致します(その際は?の部分を@に変更して下さい)。       kana-sakurami?hotmail.co.jp              なお、返答が遅くなってしまう可能性もあるかと思いますが、よろしくお願い申し上げます。

(C)2005 BROCCOLI/GungHo Online Entertainment,Inc.,/HEADLOCK Inc., このページ内におけるECOから転載された全てのコンテンツの著作権につきましては、株式会社ブロッコリーとガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社および株式会社ヘッドロックに帰属します。なお、当ページに掲載しているコンテンツの再利用(再転載・配布など)は、禁止とさせて頂きます。

ファンサイトユニティ


バナー

バナー
source from "NOION"

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。